疲れが取れないのは代謝が悪いせい?疲れの原因や疲労回復方法を解説
日常生活において「寝ても疲れが取れない」「特別なことをしていなくても疲れやすい」といった悩みを抱えている方も多いのではないでしょうか。疲れが取れにくい原因はさまざまなものが考えられますが、実は代謝の悪さが関係しているケースが多いということはあまり知られていないかもしれません。
そこでこの記事では、代謝の悪さと疲れの関係性や、疲れが取れない原因、効果的な疲労回復方法などについて解説していきたいと思います。
この記事を読むための時間:3分
目次
代謝が悪いと疲れが取れない?
疲れが取れない原因には、パソコンやスマートフォンを多用することによる神経的な疲労や、運動不足、睡眠不足などさまざまなものがあります。ですが、このような目に見える原因の他に、代謝の悪さが関係しているケースも多いです。代謝が悪いと、血流が悪くなり、低血圧や冷え性といった症状を引き起こします。体温が低くなると免疫力が低下し、だるさや疲れやすさを感じるようになるのです。
疲れには種類がある
ひと口に疲れといっても、肉体的疲労、精神的疲労、神経的疲労の3種類があります。肉体的疲労は文字通り、体を動かすことによって起こる疲れ。体を動かせば疲れるのは当然のことで、これは休息を取れば問題なく回復する疲れです。現代人が抱える疲れの原因は、主にストレスからくる精神的疲労と脳の緊張によって起こる神経的疲労。
これらの疲労は、集中力の低下や不眠、頭痛やだるさといったさまざまな症状を引き起こします。
疲れが取れない原因
パソコンやスマートフォンが欠かせないものとなり、リモートワークの普及などにより昨今の生活環境は大きく変化しました。現代人の生活は精神的疲労や神経的疲労が蓄積しやすい環境にあると言わざるを得ません。また、運動不足による筋肉量の低下も疲れが取れない原因の一つで、筋肉が減ることで代謝が悪くなり、疲れやすくなってさらに筋力が低下するという悪循環に陥ってしまうこともあります。
疲労回復の方法
それでは溜まっった疲労を回復させるにはどうしたら良いのでしょうか?疲労を回復させて疲れにくい体を作るためのポイントをご紹介します。
睡眠
疲労回復に一番効果的なのが、良質な睡眠です。ただ眠れば良いというわけではなく、睡眠の質を改善することが疲労回復の鍵。例えばベッドに入ってダラダラとスマホを見ているということはありませんか?スマートフォンの光は脳を刺激するため、寝る1時間前には使用をやめて脳をリラックスさせることが必要です。
他にも、ゆるめの湯船にゆっくり浸かったり、締め付け感のないリラックスできるパジャマで眠ることなども睡眠の質改善に効果的です。
食事
疲労回復には、しっかり栄養を摂ることも大切。効果的な食材としては、以下の食材があげられます。
- 抗酸化作用のあるイミダペプチドが含まれる鶏むね肉
- クエン酸を多く含むレモンや梅干し
- ビタミンB群が多く含まれる豚肉、玄米、レバー、納豆、マグロ
などが挙げられます。また、寝る3時間前までには食事を済ませ、睡眠中は疲労回復にエネルギーを使えるようにしましょう。
サプリメント・漢方薬
普段の食事で必要な栄養を摂取しつつ、補助的にサプリメントを活用する方法もあります。疲労回復に有効な成分が複合的に配合されたサプリメントもあるので、薬剤師に症状を伝えて選んでもらうのがいいかもしれません。また、胃腸の働きを整えて疲れにくい体に導く効果のある漢方薬もあります。こちらも体質によって使い分ける必要があるので、薬剤師または医師に相談の上服用するようにしましょう。
ストレッチ
ストレッチなどの軽い運動は、血流を改善して疲れにくい体を作ってくれます。激しい運動をする必要はありませんが、ストレッチやヨガ、軽い筋トレなど無理のない範囲で体を動かす習慣をつけることで徐々に体質を変えることができます。
疲れの原因を見極めて早めに対処しよう
疲れやすさは年のせい、と思い込んでいる方も多いかもしれませんが、睡眠や食事などの生活習慣を見直すことで、効果的に疲労を回復させて疲れにくい体を目指すことが可能です。まずは疲れの原因が何なのかを見極めて、疲れを感じた時には早めに対処することが大切です。