ストレスと白髪の関係性とは？ストレス白髪の予防方法も解説

公開日：2023.07.10

コラム

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ストレスに関係性のある白髪を気にする女性のイメージ

白髪の原因は加齢や遺伝、栄養不足など様々ですが、その一つにストレスも挙げられます。なぜストレスを感じると白髪も増えるのか、本記事ではストレスと白髪の関係性やストレス性の白髪の予防方法を解説します。

この記事を読むための時間：3分

ストレスと白髪の関係性とは

一見関係がないように見えるストレスと白髪。しかし、アメリカのハーバード大学の研究チームが2020年に行ったストレスと白髪の関係についての研究で、動物実験を行った結果、強いストレスを感じると白髪が増えることが科学的に証明されました。

人はストレスを感じると交感神経が優位となり「ノルアドレナリン」という神経伝達物質が放出されます。ノルアドレナリンは、黒髪の元であるメラニン色素を生成するメラノサイトを供給する働きを持つ「色素幹細胞」を過剰に活性化して枯渇させてしまいます。すると、髪が成長する際にメラノサイトが供給されなくなり、髪が黒くなりきれずに白髪になってしまうのです。
引用：https://www.nature.com/articles/s41586-020-1935-3

また、ストレスによって睡眠の質が低下している場合、ホルモンバランスが崩れて血行が悪くなり、髪へ必要な栄養素を十分に届けられなくなることで白髪になるケースもあります。このように、ストレスと白髪には密接な関係があり、ストレスの増加に伴い白髪も発生しやすくなってしまうのです。

ストレスによる白髪を予防するには？

ストレスによる白髪の増加を防ぐための予防方法を解説します。

ストレス解消方法を見つける

ストレスは溜め込めば溜め込むほど悪影響につながります。とはいえ、ストレスを全く感じない生活を送るのは難しいため、ストレスを感じたらこまめに発散して溜め込まないようにしましょう。ストレスの解消方法は様々で、人によって合うもの、合わないものがあります。以下を参考に自分に合ったストレス解消方法を探してみてくださいね。

散歩する
運動をする
ゆっくりと休息をとる
趣味に没頭する
家族や友人と会話する
旅行やイベントへ出かける

生活習慣を改善して自律神経を整える

ストレスを感じると交感神経が優位な状態になり、自律神経のバランスが崩れてしまいます。自律神経の乱れは、白髪が増えやすくなる他にも不眠や疲労感の増加、動機やイライラなど様々な不調につながるので注意が必要です。交感神経と副交感神経の切り替えがスムーズになるように、以下のポイントを参考に生活習慣を改善して自律神経を整えましょう。

朝は決まった時間に起きて朝日を浴びる

体内時計のリズムが乱れると自律神経も乱れて様々な不調を引き起こします。体内時計は毎朝決まった時間に起きることでリセットされるので、就寝時間が遅い日や休日でも起床時間はなるべく変えないようにしましょう。

また、生活リズムを整えるには朝日を浴びることも重要です。日光には心身を覚醒させる効果があり、睡眠物質の原料である「セロトニン」の分泌を促す効果があるので、朝日を浴びることで身体が目を覚まし、夜は快眠できるようになるのです。

バランスの良い食事を三食きちんと摂る

朝は忙しいから食べないという人や、昼や夜は簡単な食事で済ませるという人は多いもの。しかし、時間や栄養バランスが整っていない食事は自律神経が乱れる原因です。また、髪の黒さに影響を与える「カルシウム」や「銅」を積極的に取り入れれば、さらに白髪予防に効果的と言えるでしょう。

ぬるめのお風呂にゆっくり浸かる

忙しく働く人の中には、お風呂はシャワーを浴びるだけという人も多いでしょう。しかし、シャワーだけでは交感神経を高めるだけで自律神経のバランスが乱れやすくなってしまいます。お風呂で副交感神経を優位にするには、38℃前後のぬるめのお湯にゆっくりと浸かることが大切です。湯船に浸かる際は、入浴剤を入れるとリラックス効果をより高めることができますよ。