老化が早い人は若々しい人と何が違う？

　年齢を重ねると身体機能の低下や肌トラブルの増加など老化のサインが顕著に現れ始めます。

このような老化の現象を完全に止めることはできませんが、老化が起こるスピードを変えることはできます。同じ年齢でも老けて見える人もいれば若々しく見える人もいるのは、人によってこの老化のスピードが違うからです。

そこで今回は、老化を早める原因と老化が早い人の特徴を紹介します。

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老化を早める原因

　年をとれば老化が起こるのは当たり前ですが、年齢以外にも体の「酸化」や「糖化」など老化を早める原因が多々あります。老化のスピードをコントロールするために、老けやすくなる理由を把握しておきましょう。

体の酸化

　呼吸をして体内に取り込まれた酸素は、エネルギーを作るのに使われますが、そこで使われなかった酸素はそのまま体内に残り活性酸素になります。活性酸素は、体を細菌などから守る働き以外に、細胞を酸化させて体を錆びさせます。老化を進行させる活性酸素は、紫外線、ストレス、お酒やたばこなどからも生成されるため、過剰に活性酸素を作り出さないよう生活習慣を見直すことが大切です。

体の糖化

　必要以上に糖分を摂取した場合、体内に取り込まれた糖分がタンパク質とくっつき、細胞を劣化させたり老化を促進するAGE（終末糖化産物）を生成します。体の糖化は、肌のくすみ、シミなどの老化現象だけでなく、さまざまな病気を引き起こす原因となります。

老化が早い人の特徴

　老化が早い人は、先ほど説明したように体を「酸化」「糖化」させるような生活習慣を知らず知らずのうちに行っています。

今まで続けていた習慣をすぐに変えることは難しいですが、自分の行動次第で体や見た目の老化スピードを速くも遅くもできるということは理解しておきましょう。ここでは、老化が早い人の特徴を紹介するので、当てはまるものがないかを確認してみてください。

糖質を摂りすぎる

　体の糖化は、食べたり飲んだりするものから糖質を過剰に摂取することで起こります。甘いお菓子やケーキ、果物はもちろん、主食として食べられているパンやパスタなどの小麦製品も糖質を多く含むので食べる量には注意しましょう。

ダラダラと食べ続ける

　血糖値が上がる食後の1時間は、糖化が起こりやすい時間帯になります。このような状況でお菓子などをダラダラ食べ続けると血糖値が一向に下がらず、体の糖化が起こり続けます。このような状況を避けるためには、食後に血糖値が上がりにくいそば、玄米、キノコ類、大豆、牛乳、ヨーグルトなどを食べたり、食事の間を2～3時間あける、早食いをしないなどの工夫が必要となります。

水をあまり飲まない

　老化が進むと体内における水分の量が減少します。水を飲まず、体の水分量が減ると血流が悪くなったり代謝が下がるのでシワやくすみ、体型の崩れなどさまざまな老化の現象を引き起こします。十分な量の水を、起きた後、シャワーに入る前と後、就寝前などのタイミングで分けてこまめに補給するようにしましょう。

スキンケアを怠る

　若々しく見える人はお肌が綺麗な人が多いです。

年齢が現れやすい部位だからこそしっかりとしたケアを続けることが大切になります。スキンケアを怠ると、時間が経つにつれ段々とシワやシミ、くすみ、たるみなどの肌トラブルが発生します。

スキンケアの要となる「保湿」や「紫外線対策」をすることでハリのある綺麗な肌を保つことができ、若々しい印象を与えられます。

◆こちらも要check！　⇒　第一印象で若見えする肌質とは？若々しさのためのスキンケア対策も

睡眠が不規則

　人間の体は、夜寝ている間に成長ホルモンを分泌し、日中に起こった体のダメージを修復します。そのため、睡眠の質が悪かったり短かったりすると修復が上手くいかず、肌のターンオーバーが乱れ、肌トラブルが起こりやすくなります。

運動をしない

　運動は、体型をキープするのはもちろん、筋肉量を増やし血流を良くすることもできます。

基礎代謝や新陳代謝が高まると肌のターンオーバーも改善され、アンチエイジングに効果的です。その反対に運動をしないと、肌トラブルが増え、筋肉量が下がり姿勢が悪くなるなど老けて見えるようになります。

まとめ

年をとるのを止めることはできませんが、老化のスピードは自分の行動次第で速くも遅くもなります。見た目の老化が早く現れる人といつまでも若々しくいられる人の違いには、体の「酸化」と「糖化」というキーワードがありましたね。このような点に気を付けて生活を続けていれば、健康な若々しい姿で長くいられます。老化を早める生活習慣をしていた人は、まずは1つだけでも改善してみましょう。